「ありがとう」を形に──笑顔でつながる10周年記念パーティを終えて
感謝が笑顔を生む“ありがとうを伝える会”とは
「10年」という節目には、
たくさんの人の想いと努力が積み重なっています。
今回、私がプロデュースを担当したのは、
大切な友人が代表を務める法人の10周年記念パーティ。
創立当初から節目のイベントで司会を務めてきたからこそ、
私にとっても特別な時間でした。
ただのお祝いの会ではなく、
**「ありがとうを伝える会」**として開催することを提案しました。
それは、10年という時間は“自分一人の力”では続けられないから。
支えてくれたスタッフさん、お客様、関係者、家族…
そのすべての方への「ありがとう」を形にすることで、
会場に温かな笑顔と涙があふれる時間になる。そう確信していたからです。
実は「ありがとうを伝える会」という企画は、
私自身の原点から生まれました。
夫の旅立ちから1年後、喪主として
「夫とゆかいな仲間たち」という会を開いたのがきっかけです。
その時の「直接ありがとうを伝えられる喜び」が、
今の活動の原動力になっています。
ありがとうを形にするプロデュースの舞台裏
◆主催者の想いを引き出すヒアリングから始まった
主催者の友人には
「感謝を伝えたいけれど、どうしたらいいかしら」という気持ちがありました。
私はまず、その想いを丁寧にヒアリングすることから始めます。
打合せがスタートしたのは、開催日から遡って4か月前でした。
Googleフォームで質問を送って答えて頂いたり
ZoomやMessengerで何度もやり取りしながら、
言葉の奥にある“本当の想い”を掘り起こしていきました。
希望を伺った後、すぐに進めたことは会場選びです。
開催日は決まってたので、すぐ動き始めました。
◆当日までの道のり――笑顔で支え続ける覚悟
準備の途中では、主催者の心が揺れる瞬間もありました。
イベントというのは、当日を迎えるまでに小さな波がいくつもやってきます。
それでも私は「私がぶれたら、全体が揺れてしまう」と心に誓い、
いつも笑顔で、前を向いて進むようにしました。
この時に感じたことは「コンセプトを決める」ことの大切さです。
◆当日の空気、そして主催者の笑顔
当日は、約2時間の会です。
その中で、挨拶・乾杯・余興・歓談・お食事が進行します。
余興として太神楽やサックス演奏があり、
会場は笑顔に包まれ、大変盛り上がりました(^^)/
主催者の御礼の挨拶を聞きながら
私の胸にこみ上げてきたのは“達成感”と“感謝”。
「佳子さんがいてくれたから、ここまでできた。本当にありがとう」
その言葉を聞いた瞬間、涙があふれました。
プロデュースとは、単に進行を作ることではなく、
心の橋をかけること。
そのことを改めて実感した瞬間でした。
節目を笑顔で迎えるために大切なこと
◆すべてを一人で抱えず、チームで作る
今回の開催を通して学んだのは、「一人で抱え込まないこと」。
飾りつけ・音響・照明・司会すべてを自分で担った私は、
「できる!」と思っていても、現場では時間との戦いです。
1人では限界があるとを痛感しました。
次回からは、司会とプロデュースを分けてチームを作る――
その仕組み化が、より多くの笑顔を生むためのカギになります。
◆クライアントが多忙でも進められる“仕組み”を
忙しい主催者の方でもスムーズに進行できるよう、
今後は共有シートやオンライン台本など、
進行を見える化する仕組みを作っていきます。
感謝を伝える会は、想いが強いほど準備も感情も揺れるもの。
だからこそ、プロが伴走して形にしていくことが大切だと感じています。
ありがとうを伝えることが、人と人を強くする
◆感謝が生む笑顔の連鎖
参加者の方々からは
「温かくて感動した」「こんな会は初めて」とたくさんの声をいただきました。
「ありがとう」という言葉は、相手だけでなく自分自身の心も満たします。
そして、主催者である友人が最後まで笑顔だったこと
――それがこの会の一番の成功でした。
◆言葉を超えた“空気”をデザインする
プロデュースの仕事は、見えない空気を整えること。
照明の色、音楽のタイミング、進行の間(ま)、
すべてが“想い”を届けるための要素です。
会が終わったあとに、
「楽しかった」「また会いたいね」と自然に言葉が交わされる――
それが私の理想の“ありがとうを伝える会”の姿です。
これからの夢──「ありがとう」を文化に
◆仕組み化で、誰もが感謝を形にできる時代へ
「ありがとうを伝える会」は誰でも開けるような仕組みにしていきたい。
節目の記念日・企業団体の周年・還暦・送別会など、
そしてお別れの会や偲ぶ会も。
規模は小さくても大きくても良いのです。
人生には“感謝を伝えるタイミング”がたくさんあります。
その一つひとつに、心を込めた演出を添えられるよう、
フォーマットやサポートプランを整えていく予定です。
◆笑顔の灯台として
私の願いは、人と人の間に笑顔の灯をともすこと。
「ありがとう」を伝える会を通して、
笑顔の連鎖が広がっていく未来を信じています。
この活動が、誰かの心の一歩を照らす“灯台”になれたら、
それが私の喜びです。
今日からできること
★小さな「ありがとう」を言葉にしてみよう
どんな小さなことでも構いません。
「今日もありがとう」「あなたがいてくれて嬉しい」
その一言を伝えるだけで、心の空気が変わります。
★感謝を形にする準備を
周年、送別、誕生日…“ありがとう”を伝えられる機会って
実はたくさんあります。
スマホのメモでもいいので
今日、誰にありがとうを伝えたいかを書き出してみましょう。
それが、次の笑顔の会の第一歩です☺。